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気になるペインクリニックって?<医療note>

ペインクリニックで働く前に病院とクリニックの違いを知っておこう

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気になるペインクリニックって?<医療note>
病院とクリニックの違いを知っておく

病院とクリニックの違いを知っておく

ペインクリニックで働く場合、病院の外来かクリニック(診療所)のどちらかを選ぶことになります。職場環境や待遇の違いについてあらかじめ確認しておきましょう。

病院とクリニックは何が違う?

クリニックは基本的にスタッフの人数が少ないので、看護業務以外の雑務を兼任することが多いようです。ペインクリニックの場合、病院とクリニックどちらも外来での診療がメインとなるので、看護師としての主な業務は医師の診療補助となるでしょう。ペインクリニックに訪れる患者は慢性痛を抱えている人が多く、重症患者が運び込まれることはほとんどありません。そのため、精神的なプレッシャーは少なくて済みそうですね。病院はスタッフの数が多いので、クリニックに比べると看護業務に集中しやすいという特徴があります。ただし、緩和ケアに力を入れている場合は専門的な知識やスキルが求められますよ。
大きな違いとして挙げられるのは給与でしょうか。やはり規模の小さいクリニックよりも病院の方が給与は高いようです。どちらも日勤のみであることがほとんどですが、大学病院などは基本給や各種手当が充実しているので、少しでも給与の高いところで働きたいのであれば病院勤務をおすすめします。一方、クリニックは休日があらかじめ決まっているので、プライベートの時間を確保しやすいというメリットがあります。そのため、家庭と仕事を両立したいと考えている看護師に人気があるようですね。
また、教育制度の違いも考慮しておく必要があります。病院ではほとんどの場合、院内研修を設けて看護師の教育を行っています。そのためスキルアップしやすい環境が整っています。クリニックは病院に比べると教育体制が整っていないので、自力で勉強するなどの努力が必要になりますよ。

福利厚生の違いにも注目

給与だけでなく福利厚生の差にも注目しましょう。例えば厚生年金です。厚生年金は常勤が5人以上の事業所に対して加入が義務づけられています。厚生年金に加入しておけば、将来的にもらえる年金の額が多くなります。病院は常勤スタッフの数が多いので、厚生年金を含む社会保険制度が充実しています。一方、小規模なクリニックは常勤ではなくパートで看護師を雇っているところも多いので、厚生年金に加入していないかもしれません。その他の福利厚生や手当についても、病院・クリニックごとに異なります。福利厚生は働きやすさに直結するので、転職の際は細かい条件も確認しておきましょうね。